アンティパスティ(前菜)
antipasti

パンツァネッラ

Panzanella

パンツァネッラは、トスカーナの郷土料理。
堅くなったパンを有効活用するために考案されたサラダです。
パーネ・トスカーノという塩の入っていないパンを使います。
古くなったパンさえ捨てない貧しいトスカーナならではの料理と言われますが、水で戻してふにゃっとしたパンと対照的なシャキッとした野菜の食感が面白く、またエクストラバージンオリーブオイルの風味とワインビネガーのさっぱり感が美味しくて、いくらでも食べられます。
暑い夏の食欲がないときにぴったりの料理。

材料(2人分)

硬くなったパーネ・トスカーノ
(なければ田舎風パンなど)
4切れ
バジル
10枚くらい
フルーツトマト
2個
赤ワインビネガー
大さじ2杯
きゅうり
1本
エクストラバージンオリーブオイル
(Giachiのプリモリオがお勧め)
大さじ3杯
たまねぎ
1/4個
塩・コショウ
適量

作り方

  • パンをたっぷりの水にひたし十分水を吸ってやわらかくなったら、よく絞り手でちぎりボウルに入れる
  • きゅうりは小口切りにし塩もみする
  • たまねぎは薄くスライスし水にはなし、よく絞る
  • フルーツトマトは小さめのくし切りにする
  • パンを入れたボウルに(2)~(4)を入れる
  • エクストラバージンオリーブオイル、赤ワインビネガー、塩・コショウ、刻んだバジルを2枚ほど残して(5)に入れ、よく混ぜる
  • 冷蔵庫で冷やす
  • 食べる直前にエクストラバージンオリーブオイルを少し加え、残しておいたバジルをちらす
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antipastiアンティパスティ(前菜)

イタリア料理の基本的なコースは、アンティパスティ(前菜)→プリミピアッティ(第一の皿:パスタ・リゾット・スープ)→セコンディピアッティ(第二の皿:魚料理・肉料理)→ドルチ(デザート)の順番で進みます。
アンティパスティは、最初に出てくる料理で、これからの食事を期待させ、食欲を起こさせるものでなければなりません。私は、アンティパスティには季節の野菜を多用し、何種類か用意するようにしています。アンティパスティをいくつかと、プリミピアッティ(パスタ)で食事を終えることも多くあります。お腹のふくれ具合もちょうどよく、色々食べられるのでお勧めです。