アンティパスティ(前菜)
antipasti

ほうれん草とズッキーニのソテー

Spinaci e zucchini saltate

イタリアではクタクタになるまで野菜を炒めることが多い。
野菜の旨みや栄養分が抜け切ってしまうのではないか、と思っていたのだが美味しいオリーブオイルでじっくりソテーした野菜は、トロッとしてとっても美味しい。
本来ならコントルノ(付け合せ)として出される野菜のソテーだが、気の置けないお店なら前菜としても出してくれる。ご家庭では気にせず、どちらでもぜひ。

材料(2人分)

ほうれん草
(少なくなるのでたっぷり用意)
4束くらい
ズッキーニ
1本
エクストラバージンオリーブオイル
大さじ3杯
にんにく
1片
適量

作り方

  • ほうれん草はよく洗い、長さを4等分くらいに切っておく
  • ズッキーニは軽く洗って、1cmくらいの厚さにスライスする
  • にんにくは半分に切り、軽くつぶしておく
  • 大きめのフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、低温でじっくり香りを出し、ズッキーニを片面ずつゆっくり焼く
  • ズッキーニの片面に焼き色が付いたら裏返しフライパンの端によせ、開いたところにほうれん草を入れゆっくりソテーする(フライパンが小さくてスペースがなかったら、別々にソテーする。その場合はオリーブオイルとにんにくを半量にしてそれぞれをソテーする時に使う)
  • ズッキーニの両面に焼き色が付き、中央部がトロッとしてきたら塩をふって皿に盛る
  • 同様にほうれん草がすっかりクタクタになったら、塩をふり皿に盛る
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antipastiアンティパスティ(前菜)

イタリア料理の基本的なコースは、アンティパスティ(前菜)→プリミピアッティ(第一の皿:パスタ・リゾット・スープ)→セコンディピアッティ(第二の皿:魚料理・肉料理)→ドルチ(デザート)の順番で進みます。
アンティパスティは、最初に出てくる料理で、これからの食事を期待させ、食欲を起こさせるものでなければなりません。私は、アンティパスティには季節の野菜を多用し、何種類か用意するようにしています。アンティパスティをいくつかと、プリミピアッティ(パスタ)で食事を終えることも多くあります。お腹のふくれ具合もちょうどよく、色々食べられるのでお勧めです。